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RococoWorks airy[f]airy レビュー

先程RococoWorks最新作「airy[f]airy」をコンプしましたので、感想というかレビューをさくっと。
正直いうと、盛大なアレを踏んじゃった感がありますね……

【グラフィック】

原画が笛氏ってことで結構期待していましたが、その期待を裏切らない出来。
背景がminoriだっていうのも心強いところですね。
線、塗りともに美しい立ち絵、そしてそれに負けてない背景。
絵買いする価値は十分にあると断言してもいいです。

ただ、Hシーンはあまりそそらないですね。
やっぱり笛氏の絵はHシーンには向いてない気が致します。
まぁこの作品買う人はHシーンに期待などしてないと思うので、あまり問題は発生しないかと思いますが。


【シナリオ】

ちょうど暁の護衛をプレイし終わった時の気持ち。
忌み子とかEremitaとか火曜の墓守とか生かせそうな設定は沢山あったのに、ほとんど生かしきれてない。
伏線広げるだけ広げといて、回収しきれてないのですごく未消化な印象だった。

未消化な印象は個別ルートからも感じられる。
4つのルートが存在するが、どのルートも「えっ、もう終わっちゃったの?」みたいなあっけなさ。
もっと深く掘り下げてくれると思っていたら、あれよあれよというまにクライマックス。
ユーザーそっちのけで話終了、ハッピーエンド。
正直期待を裏切られた気分だ。

  • ヘレン

ヘレンが半人半妖ってことで復活祭あたりで盛り上がるんじゃないかなんて期待してたら、
数クリックで復活祭終了wwwwww
アレだけ話盛り上げといたら、誰でも復活祭が話のメインだと思うはずなんですが……
J-MENT氏の頭の中ではそうではなかったのか?

しかも人間になるか妖精になるかを主人公と一緒に入られるかどうかってことで散々迷ってたのに、
結局妖精になって主人公とも一緒に暮らせる……なんてご都合主義にもほどがある流れ。
期待が大きかった分非常に残念だった。

  • モニカ

旅芸人のはずなのに旅をやめちゃうので「あれれれれ」って思ってしまいました。
副作用は大丈夫なのかとかいろいろ気になることが多すぎる。
ヘレンルートよりはまだ綺麗にまとめられてましたが、やっぱりもやもやした感じが残りましたね。

とはいえ、アルマンドの話とかいろいろ謎だった部分が見えてきたあたりはよかったかなと。
サラルートが強制的に最後ですので、その1つ前にプレイしてほしいルートですね。

  • コレット

上2つの流れに違わずこちらもあれよあれよというまに√エンド。
ハラペーニョとタベルノの失踪とかいろいろ料理出来そうな展開はあったのに、みんな中途半端。
帰ってきてでめたしでめたしではコレットたちが納得しても、プレイヤーは納得出来ないです。

車椅子に乗っていたので、それがらみで何かくるかなと思ってみたのですが、それもなかったですし。

  • サラ

一番最後のシナリオと言うことで若干他のシナリオより長めで、かつ丁寧な感じを受けました。
ただ強制最後ということで期待してた伏線回収は肩すかしな感じ。

まさか領主様が態度を変えるとは思ってませんでした。
この展開は予想してなかったので、このゲームのプレイ中には珍しくワクワクしてしまいました。
ただ、その後の展開がなんとも。
サラが墓守になったのはいいけど、1度きりって……
そこから妖精世界とのリンクに持っていって、話の切り口にしてくれると思ってたのですが……


【Hシーン】

あまりこの作品にHを求めている人はいないでしょうが、予想通り数は少なめ。
プレイ内容も至って平凡な和姦。
抜き目的で買うものではないだろう。

ただ、Hシーンになるとメッセージウィンドウの仕様が変わって、CGを邪魔しない構成になるというシステムは評価できるとおもう。
やっぱりCGをきちんと楽しみたいですからね。


【総評】

絵、音楽、BGM、テキストともに秀逸で、期待以上の出来だった。
しかしそれゆえシナリオにおける伏線の未回収率がどうしても気になってしまう。
細かい伏線ならまぁどうでもいいかなと思えるかもしれないが、割と大きめの伏線がゴロゴロと放置されているので
どうしても気味悪さを感じてしまう。

ここまで投げっぱなしだと、FDか続編があるんじゃないかなと考えてしまいますね。
それならそれで「分割商法」とか叩かれそうですが。

期待が大きかった分、その反動がきているという感じでしょうか。
単なる「青春の1ページ」としてみれば、決して悪くないシナリオ展開なんですが、
やはり設定を広げておいて……という思いが先にたってしまいます。

キャラクターも秀逸でしたね。
どのヒロインも魅力的だったし(サラはちょっとHがあわないですが)
サブキャラもいい味出してる。オットリーノ先生とかすごく好きですwww

あと気になるのはやっぱりEremitaかな。
ゲーム本体に付属してEremitaができるプログラムをつけて欲しかったかなと。
そうは言わなくても、例えばEremitaカードを初回版に付けるとか。
暇があればEremitaのルールをまとめてみてもいいかもしれませんね。

ちなみにEremitaってのは英語で「Hermit」、日本語では隠者という意味で、
タロットカードの一つだったりします。
Eremitaってのはイタリア語ですので、やっぱりこのゲームの舞台はイタリアなんだなってわかりますね。

個人的にはFDなり続編なりできちんと補完すれば、なかなかの名作になりそうな予感がしております。
「伏線未回収」、それだけがこの作品の唯一の欠点です。

Comments:3

アツスィ 10-02-04 (木) 22:21

エアリィフェアリィに対する言いたい気持ちを全部語ってくれた気がする。
ありがとう・・・

暁の護衛の例えがバッチシすぎて逆に怖いです。
暁の体験版で盛り上がってる外人4コマの1人になれた気がするのに
いざ製品版やってみると最後のコマにたどり着く感じが同じでした。

え?これだけ?もっと問題あったよね?ってのと
復活祭が空気すぎてやばかった
と感じたのはやはり自分だけではなかったので安心した。

Kohaku 10-02-09 (火) 15:08

>アツスィさん
ちゃんと続編出してくれればいいんですがね……w

ぽてふ 10-02-14 (日) 5:02

Eremitaってイタリア語だったんですか…
ぜひとも1度やってみたいものです…

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