ちょっと前にヤタさんところでこんな記事を読みました。
この記事によると、近年イベントに於いてグッズセットを販売する企業が大変増えているらしい。
言われてみれば確かにそんな気がする。
その直感が本当に正しいのが気になって仕方なくなってきたので、実際にC77の企業ブースで販売されたものを分析して
確かめてみたいと思いこの記事を作成した。
今回の分析にはボクのブログに残っている、C77企業ブース販売物まとめを使用した。
微妙に歯抜けがあったり、価格を最後まで公開しなかった企業の価格情報がわからないままだったりはするが、
それについて除外してもそれなりの精度の情報を得ることはできると思いこれを流用することにした。
まずは販売物の中でグッズセットをピックアップすることとした。
販売物の名称に「セット」が含まれているものは全部で194あることが判明した。
もちろんこの中には「テレカ2枚セット」みたいにグッズセットと呼ぶべきかどうか怪しいものも含まれるだろうが、
それを含めてもかなり多い数のグッズセットが販売されていると考えてよいだろう。
また全体を通した特徴として、グッズセットはエロゲメーカーに特有のものでは決してなく
同人ショップやレコード会社などの企業も積極的に導入しているということが挙げられる。
レコード会社などでは、CDにポストカードや小冊子をつけそれを袋に入れたセットがよく販売されていた。
このことから、グッズセット販売の増加はなにもエロゲメーカーのみではなくて
イベントに出展する企業全体のトレンドではないかと推測される。
この理由については、ヤタさんが素晴らしい考察をされていて「列はけ速度の向上」というのが実情であろう。
全く行列が出来ず閑古鳥が鳴いているような状況もいかがとは思うが、
大抵は列が長くなりすぎて他のブースやスペースにまで影響を及ぼしているのが現状であり、かなり深刻な問題である。
その問題へのひとつの解決策として商品への工夫が行われ、それが全体のトレンドになっているのであろう。
もちろん一方でグッズセット販売をあまりせず単品販売にこだわる企業が存在するのも確かである。
ボクの見る限り、そういった企業はコミケ以外の場所に販路を求めているようである。
続いて、各商品ごとに集計をしてみた。
どのような商品が最も多く販売されているのだろうか…… と気になったからである。
グッズセットの中身はすべてばらしました。
またキャラ違いなどで複数種類があるものも別カウントにしています。
まずは100種類以上販売されていたもの。
- CD 230
- テレカ 124
製造費が安く、また安価で販売できるということから不景気の関係もあり数が増えたと見られる。
今回の冬コミにおいて「客単価が下がった」と言われているが(ソースは確かまんたんウェブあたり)
その大きな要因はおそらく低価格な商品が多かったからだと思われる。
これについては、また価格別に集計することで検証したいと思う。
続いて、50種類以上販売されていたもの。
- 抱き枕カバー 79
- タオル クロス 71
- タペストリー 67
- カレンダー 59
- バッグ 56
- ストラップ 50
ここに来て、いわゆる「布もの」が続々と出現した。
布モノは所有欲を満たしつつ、原価を安く抑えることができるのでここ数年急激に増えており、それは企業でも例外ではない。
最近では同人でも大手サークルなんか中心に布モノ作ってるところもあります。
カレンダーは、冬コミという時期の関係上セットや単品で販売している企業が多かったからだと思われます。
ここで目を惹くのがバッグの存在です。抱き枕カバーとかタペストリーに比べると地味めなイメージの布モノですが、
実際にはグッズセットを入れる袋として多くの企業が採用しているようです。
ほんの少し前までグッズセットを入れる袋は紙袋が普通でしたが(今でも多いですけど)
ここ最近急激に布やビニールを使ったいわゆる「バッグ」の形をとるものが増えています。
これも「布モノ志向」の影響なのでしょうか。
続いて10種類以上販売されていたもの。
- Tシャツ 45
- ポスター 43
- 画集 設定資料集 40
- フィギュア 34
- ステッカー/シール 32
- トレカ 23
- ゲーム 20
- ぬいぐるみ 20
- 時計 19
- クリアファイル 19
- マウスパッド 18
- クッション 17
- 小冊子 17
- 下敷き 15
- ジッポ 14
- ポストカード 13
- パーカー 11
- 単行本 11
- キーホルダー 11
- タンブラー 10
- バインダー 10
- ベッドシーツ 10
上位の方ではTシャツなどの布モノを見ることができるが、下に行くにつれて徐々にカオスな様相を呈してくる。
まずぱっと目につくのは「画集・設定資料集」だろうか。正直言って調べるまでこんなに沢山あるとは思ってもなかったです。
言い方悪いですけど、イラストを集めて本にするだけでひとつの商品になるわけですから、かなり美味しいのでしょうかね。
ゲームそのものを販売するメーカーも有るようです。
今回の例だと、HOOKが「よりこりまくり。」などを販売していました。
旧作を販売している企業もいるようですが、個人的な意見を言わせてもらうと列を余計に長くするだけだからヤメて欲しいですね……
小冊子やポストカード、クリアファイルなどはもっとある印象がありますが、
これらはどちらかというと無料配布で配っていることが多く、商品に封入したり、単品で販売したりすることは少ないようです。
今上に挙げたのは、企業ブースで販売されているもののおおよそ4分の1程度に過ぎない。
これは別の言い方をすれば、企業同士販売しているものが似偏っているということを意味している。
どこの企業も同じようなグッズばかりを販売する傾向にあるのが企業ブースの現状である。
(なんか悪いように書いてますが、別に悪いとは思ってません)
中にはオリジナリティを出そうってことで、変わった商品を販売している事例もある。
例えば
- ギター
- オナホール
- 入浴剤
- ティーバッグ
- シュシュ
- ランチボックス
- どんぶり
- キーボード
- マウス
- OS
- 風呂桶
などを今回は見かけることができた。
キャラクターグッズを作る事自体はそれほど難しいことではない。
極端なことを言ってしまえばキャラクターを描くためのスペースがあるモノであればなんでもいいのである。
企業の方にはこれからもオリジナリティあふれる商品を開発していただきたいものですw
コメント:3
- ピヨ吉 2010年1月15日
グッズにもいろんな工夫とかあるんですね。
キーボードが出てたのは知ってましたが、まさかギターまで売っていたとは……。
奥が深いです。次回はグッズの種類にも目を向けてみたいですね。- 幻鐵@夢想家 2010年1月15日
基本的にグッズは置き場所をとるので買わない主義ですが
使用できそうなもの限定で買ってますかね~
(Tシャツとかタオルとか)あとは画集 設定資料集 や色紙などが個人的にありがたいと思っていますw
企業もいろいろと必死ですよね~
とれるところでマネーをとっとかないと厳しいでしょうし(^^;次回はどんなグッズでくるのか楽しみですわー
- Kohaku 2010年1月19日
>ピヨ吉さん
そりゃ大半の企業はこれの売上が重要な収入源になっていますからね。
ニーズに合わせていろんな工夫していますね。>幻鐵@夢想家さん
今後は安価で利益の得やすいバッグなどが更に増えてきそうですね。
不織布バッグとか増えるんじゃないかなと。
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