- 2010年1月7日 3:01 PM
- 同人
ここ最近のエントリで「転売」について書きまくってたら、相互さんのブログで取り上げられたり
コメントをいただいたりで収集がつかなくなってきましたwwwwwwww
そんな中で、僕自身の転売についての考え方もちょっと変わってきましたので、
ここいらでまとめておきたいと思います。
批判、意見などありましたらコメントまでお願いします。
ここまで来たら、この問題についてどうせならはっきりさせておきたいのでw
- 需要と供給からみた転売
まず、「同人で利益をあげる」って考え方がタブー視されているのはわかっていますが、
少なくとも頒布の対価として金銭の授受があるのは確かですから、同人活動を一種の経済活動としてみなすことに何ら問題はないと仮定します。
よって、経済について基本的な原則は同人においてもやはり成り立つと考えます。
そこで、「需要と供給」という概念から転売という行為を考えてみることにします。
転売という行為は、何もここ一、二年で出てきたものではなく、もうちょっと昔からありました。
つまりある程度前からコンスタントに利益をえられる行為だったわけです。
経済的に見れば、コンスタントに利益を得られるということは需要と供給のバランスが取れていて
少なくとも経済活動が成立しているということを表しています。
例えば供給の方が多くなれば、オークションなどでの落札価格が暴落して商売として成り立たなくなりますからね。
多少高い値段がついても、確実に、また遠方からの参加者であれば交通費をかけることなく入手ができる。
それなら転売で流れてきたものであれ、入手したいって層がいるわけです。
そういう層がいる限り、転売する人はいるし、当然需要と供給という観点から転売はバランスの取れている行為ってことになっちゃうわけですね。
もちろん、これはあくまで商売としてみた話であって、倫理的に気分が悪いと感じないわけではない。
おそらくその気分の悪さというのは「同人はあくまで趣味である」という認識から生まれるものだと思う。
趣味で利益とか度外視でやってる人が大半の中で、一部商売っけを持ち込む連中がいる。
そのことについて胸くそ悪い思いをいだいているのではないか。
この感情は「同人で利益をえている」のが羨ましいというのとは又違う気がしますね。
異質なものに対する違和感、という例えがふさわしいように思います。
- 同人ショップも転売厨じゃん
そもそも転売問題をごちゃごちゃにしてしまったのは、「同人ショップ」の存在ではないかなと思うわけです。
転売をやってる人たちは、たいていオークションとかよりは同人ショップに購入したものを流しています。
そういうところが高い値段で買い取ってくれるわけですね。
そして、同人ショップ自体もそれをもう少し利ざやを乗っけて売ってるわけですから、やっぱり転売じゃんって事になるわけです。
そういうところで本を購入するということは、少なくとも「悪いことかもしれないけど必要である」すなわち「必要悪」であると
認識しているということを主張していることにほかならないのではないか?
(委託も大規模な転売だよね、って書こうと思いましたがこれは流石に収集つかなくなりそうなのでまた今度)
- サークル側からみた転売
転売対策として、「十分な数作って行きわたらせばいい」みたいな話がありますけど、
これは現実問題極めて難しい。
所詮は自費出版でやっているので、不良在庫を抱えてしまえばそれは死活問題になるわけです。
利益を出すために趣味をやる人もなかなかいないけど、借金抱えてまで趣味やる人もなかなかいないですよね?
あと先程「転売屋」っていうふうに形容した同人ショップもサークル側からすればありがたい存在なわけです。
即売会だけじゃさばけない在庫を捌いてくれるわけですからね。
あくまで趣味とはいえ、さきほど言った通り膨大な赤字や不良在庫抱えてまで趣味をやろうって人はなかなかいないです。
(特に小手になればなるほどその傾向が強いような)
在庫がはければいい、っていうあっさりした考え方してる書き手は意外に多いと思います。
もちろん意地でも「同人は即売会でのみ完結するべき」という素晴らしい気概(皮肉ではなく)を持っている人もいるにはいるのでしょうが。
またもっと根本的な話として、自分の作品が転売されようがされまいがサークルには関係ないってこともあります。
だってどれだけ高い値段で流通されても、サークルには一円も入ってこないですからね〜
大手サークルなんかでは、転売問題に危機感持っている人もいるかも知れないけど、
おそらく大半のサークルは転売対策をガッツリやるつもりはないんじゃないかなと思ってます。
(やったとしても限数制限ぐらいだし、そもそもサークル側でできることってそれぐらいじゃないかな)
- 同人という言葉の意味が薄れているのかなあ
転売されているものを買う人に共通しているのは「モノが手に入ればいい」って事だと思うのです。
イベントにどうしても事情があって行けなかったとかなら別ですが、
転売されているものを買うってことは、作り手との触れ合いとか一切抜きにしてモノだけ手に入れてるわけですからね。
転売の跋扈ってのは、同人という世界が本来の意味を失ってどんどん現物主義的になっている証拠じゃないかなと思います。
転売に胸くそ悪い思いを抱くのはおそらくそこから。同人の本来の意味が失われていくことに対して耐え難い感情を持っているからではないかなと。
同人ってのはもっと本来ゆるい空間だった。
そこに金に物言わせた連中がずかずか入り込んできて、その雰囲気をぶち壊していった。
「商売としては成り立ってる」といってしまえばそれまでですが、
「同人」という文化を今後も継承していこうという気概あふれる人達からすれば、そりゃ転売は胸くそ悪い行為ですよ。
もとを正せば、同人ってのは同じ趣味を持った連中のあつまりで、即売会はそういう連中がお互いの作品を公開しあう場所だったわけです。
あくまでコミュニティだったわけです。
今の同人誌即売会見てると、そういう意味合いは確実に失われていますね。
- 強引にまとめてみる
ここまで考えてきて思ったんですが、もっと同人についてサバサバした考えを持てばスッキリする気が致します。
「同人はもはや過去のコミュニティとしての役割ではない、ただの商売である」ぐらいの感覚を持つべきなのかもしれません。
僕は同人のコミュニティとしての性格が好きだから、それが失われていくことは残念である。
しかし、同時に現実を見据える必要もあるのではないかと思います。
僕自身は転売を否定も肯定もしませんが、
「同人がただの商売になりつつある以上、必要悪であり今後もなくなることはないだろう」と結論づけたいと思います。
理想と現実は今後もますます乖離していくことでしょう。
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- 同人誌の転売について まとめてみる - Kohaku Lab より
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Kohaku Lab:同人誌の転売について まとめてみる実際には数日前なんですが、転売に関す…